当ブログでは記事内に広告を含む場合があります

なんだか最近、いつもより疲れやすい…。
体はそんなに動かしていないのに、心が疲れている気がする…。
HSP(繊細で感受性の強い人)は、音や光、人の気配など小さな刺激にも反応しやすいぶん、エネルギーの消費量が大きくなりがちです。そんな日々の中で、食生活を整えることは、心と体を回復させる大きな助けになります。
今回は「がんばらなくていい」「手軽でやさしい」をキーワードに、HSPさん向けの食生活のコツをご紹介します。
1. コンビニでも選べる“気持ちが落ち着く”食材

「何を食べたらいいかわからない」
「作る気力がない」。
そんな時でも、がんばらず、手軽に食べられて心が落ち着く食材をご紹介します。
▽ 気持ちがほっとするおすすめ食材
食材 | 効果のイメージ | コンビニでの例 |
---|---|---|
温かいスープ類 | 緊張した神経をゆるめる | カップスープ、味噌汁、参鶏湯 |
おにぎり(特に塩・鮭などシンプル系) | 安心感、満足感 | 手巻きおにぎり、玄米入りおにぎり |
ヨーグルトや豆乳飲料 | 腸を整える・やさしい口あたり | プレーンヨーグルト、豆乳、飲むヨーグルト |
ナッツ・ゆで卵 | 血糖値の安定、イライラ予防 | ミックスナッツ、ゆでたまごパック |
バナナや干し芋 | 手軽にエネルギー補給 | 熟したバナナ、焼きいも、ドライフルーツ |

☞ ポイント:「温かい」「やわらかい」「シンプル」なものを選ぶと、安心感につながりやすくなります。
2. 食べ過ぎてしまうときのやさしい対処法
疲れや不安を感じたとき、「とにかく食べたい」という衝動が出ることもありますよね。
HSPさんは感情と身体の感覚が強く結びつきやすいため、食欲の波が大きくなりがちです。
▽ 食欲の波が大きくなっていないチェック

「これは食べ過ぎかも?」と気づくためのセルフモニタリングになります。
▽ 食べ過ぎチェック表
チェック項目 | あてはまる時にチェック ✅ |
---|---|
食後に「なんでこんなに食べたんだろう」と感じた | |
お腹より“気持ち”がいっぱいだった | |
食べている最中、早食いになっていた | |
お腹はいっぱいなのに、つい手がのびた | |
食後に眠くなった・だるくなった | |
食べることで気をそらしたい気分だった | |
一人きりで静かに食べたほうが落ち着く気がした | |
「またやってしまった…」と後悔が強い |
これは「悪いことをしている」のではなく、心が何かを抱えているサインです。
食べ過ぎそのものよりも、「その時、どんな気持ちだったか?」をやさしく振り返ってみてください。
- 不安だった?
- 疲れていた?
- 誰かの言葉に傷ついた?
- とにかく静かな時間が欲しかった?
答えが見えてくると、「ただ満たす」食べ方から、「自分をいたわる」食べ方に変わっていきます。
▽ 対処のコツ

- まずは罪悪感を手放す
→ 「食べ過ぎた…」と思っても、自分を責めないことが第一歩。心が求めていたんだな、と受けとめてあげましょう。 - 口をさびしくさせない工夫
→ ハーブティーをゆっくり飲む、ガムや小粒のおやつを使ってリズムを整える。 - 「本当にお腹が空いているか」を体に聞く
→ 食べる前に「深呼吸→体の感覚を感じてみる」。本当の空腹か、心のざわつきかが少し見えてきます。
3. 食欲がないときはひと工夫を
逆に、ストレスでまったく食欲が出ないことも。
そんなときは、無理に食べようとせず「できること」から始めてみましょう。
▽ 食欲不振時の工夫

- 温かい飲みものを飲む(スープや白湯)
→ 胃をあたためると、食欲がゆっくり戻ってきやすくなります。 - 「ひとくち」で満足できるものを用意する
→ 小さなゼリー、クラッカー、プロテインバーなど。 - 「1日3食」ではなく「ちょこちょこ食べ」でもOK
→ 負担が減ると、自然に口にできることもあります。

☞ ポイント:「食べなきゃ」よりも「少しでもいいから体に栄養を届ける」という気持ちが大切。
まとめ
食生活は「心と体のケア」になります。
・心や体が疲れている時は「温かいもの」「やわらかいもの」「シンプルなもの」を選ぶ
・疲労から食べすぎてしまっても責めず、やさしく受け入れる
・ストレスで食欲がわかない時は温かいスープ、柔らかいゼリーなどをちょこちょこ食べてみる

HSPさんにとって、食事はただの栄養補給ではなく、日々の刺激に立ち向かう“心の土台”づくりでもあります。
完璧にやろうとせず、少しずつ、気持ちが落ち着く方を選ぶ。それだけでも、毎日はぐっと過ごしやすくなります。
あなたにとっての「ほっとする食べもの」を、ひとつずつ見つけてみてくださいね。