リラクゼーションセラピスト Nakamiの健康ブログです。
ブログを始めて10ヶ月目になりましたので、毎月恒例となった『わたし話』です。
今回は水野敬也さんが書かれた自己啓発小説『夢をかなえるゾウ』のシリーズ、1〜0まで合計5冊全て読んだ私が、その中で心に残った名言と課題について自分の経験も交えてまとめました。
夢をかなえるゾウ1
平凡な会社員が、関西弁のゾウの神様『ガネーシャ』の課題によって成長し、成功をつかむ物語です。
ガネーシャが主人公へ向ける言葉が超ド正論すぎて、ドキッ!としたり、グサッ!と刺さる言葉がとにかく多かったです(笑)
ガネーシャが育てたらしい(←笑)著名人のエピソードも面白く、自分の人生について考えさせられる内容でした。
『秘訣』を知りたいは、『楽』して成功しいたいというただの『甘え』
成功するために与えられた『靴磨き』という課題に対して、主人公がガネーシャに「そういうのではなくて、もっとこう『秘訣』みたいのを・・・」と言います。
ですがガネーシャは主人公に厳しい言葉を伝えます。
『秘訣』を知りたい、いうことは、ようするに『楽』したいわけやん?
それは『楽』して人生変えたり、『楽』して成功したりしたいちゅう『甘え』の裏返しやん?
夢をかなえるゾウ1より引用
楽して成功できたら、世の中成功者だらけってことですね(^_^;)
自分もこういうところあるなぁ・・・と反省しました。
地道にコツコツ積み上げていくのが、結局は一番近道だったりするのだと改めて思いました。
何かを手にいれるには、何かを捨てなければならない
誰もが平等に与えられているものが24時間という時間の器です。
何かを始めようとする時に、その器がパンパンな状態だと『新しいもの』が入らないとガネーシャは主人公に教えます。
自分、こういう言葉を聞いたことあるか。
夢をかなえるゾウ1より引用
「何かを手に入れるには、相応の代償を払う必要がある」
この言葉も同じことを言い表わしとるんやで。
どんだけ欲張っても、器以上のことはでけへんのや。
宇宙はそういうシステムで動いてんねやで。
主人公は【一日何かをやめてみる】という課題をガネーシャから与えられます。
私自身ほとんどテレビは観ませんが、テレビを観ていたころに比べて時間を有効に使えています。
ついダラダラとテレビやSNSをみている・・・という無駄な時間を、運動・睡眠・勉強など、自分の健康や成長に充てられるといいですね!
運の良し悪しは自分の考え方や物事の捉え方で変わる
2億円の宝くじが当たったと嘘をつかれた主人公に対し、ガネーシャは運の良し悪しは、自分の考え方や物事の捉え方を法則に合わせることで変わると教えます。
世界は秩序正しい法則によって動いとる。成功も失敗もその法則に従うて生まれとる。せやから、その法則に合わせて自分を変えていかなあかん。その法則と自分のズレを矯正することが、成功するための方法であり、成長と呼べるんや。
夢をかなえるゾウ1より引用
ガネーシャが降臨した時点でこの主人公はかなりのラッキーボーイだと思うんですけどね!!笑
起きてしまった出来事は変えることはできませんが、それに対して嘘でも「運が良かった」と思ったり口にすることなら簡単にできますよね。
結局変えられるのは自分だけであり、自分の思考や発言を変えることで成功にも成長にもつながるのでしょうね。
やりたいことを見つけるための方法は『体感』するしかない
過去の偉人たちは「やりたいことをやりなさい」という言葉を残しています。
それに対して自分のやりたいことが何なのかずっと考えてきた主人公ですが、やりたいことが分からないとガネーシャに伝えます。
そんな主人公にガネーシャは、やりたいことを見つけるために一番やったらいけない方法は『考える』こと、そして、やりたいことを見つけるための方法は『体感』するしかないと教えます。
実際にやってみて、全身で感じる。それ以外の方法で『やりたいこと』なんて見つからへん。絶対見つからへんで。せやから『やりたいことが分からない』って言うてるやつの九九パーセントは『何もやっとれへん』やつなんや
夢をかなえるゾウ1より引用
考えているだけでは何も変わりませんよね。
私自身セラピストという仕事も、このブログも、実際やって体感したから『やりたいこと(やり続けたいこと)』になったと思います。
実際にやってみないとそれが自分に合っているのか、成功するか失敗するかわからないですもんね!
だから『とりあえずやる』は大事だと思いました。
成長しようとすることは楽しい作業の1つ
ガネーシャが主人公の元から去ったあと、主人公は今までのことを振り返ってこう思います。
自分に厳しい人、限界を超えて頑張る人というのはその人に特別な意思の強さがあるのだと思ってた。でも、頑張ることが楽しいと感じられるようになれば、誰もが夢や目標に向かって努力することができる(いや、その時には目の前の作業を「努力」とは感じていないのかもしれない)。成功している人だけが特別じゃない。僕らは誰だって、あの人たちのように夢を追うことができるんだ。
夢をかなえるゾウ1より引用
努力することや成長することは、歯を食いしばりながら辛いことを行うイメージがある人も多いと思いますが、本当はもっと肩の力を抜いて楽しみながらできるものだったりするんですよね。
このブログが10ヶ月続いたのも、なんだかんだ楽しみながらできたからなので、この時の主人公の心境と自分の心境はかなり重なりました。
夢をかなえるゾウ2
ガネーシャと貧乏神
今回はガネーシャだけでなく、貧乏神の金無幸子さん、1でも少し登場した釈迦が、売れないお笑い芸人である主人公を成功へと導きます。
お金がなくても人は幸せになれるのか?
お金と幸せについて考えさせられる物語です。
夢ゾウシリーズの中で一番笑えたのと、貧乏神の幸子さんが可愛くて一番好きな作品でした。
人間の悩みはいつの時代も同じ
今回ガネーシャは売れないお笑い芸人の主人公になりすまし、金融会社から300万円の借金をしてくるという、とんでもないことをやらかしてくれます(笑)
このまま借金が返せなかったら・・・と不安になる主人公に、ガネーシャは【図書館に行く】という課題を出します。
仕事、お金、人間関係、幸せ・・・人間の悩みなんちゅうのはいつの時代も同じや。そんで本ちゅうのは、これまで地球で生きてきた何億、何十億ちゅう数の人間の悩みを解決するためにずっと昔から作られてきてんねんで。その『本』でも解決でけへん悩みちゅうのは何なん?自分の悩みは地球初の、新種の悩みなん?自分は悩みのガラパゴス諸島なん?
夢をかなえるゾウ2ガネーシャと貧乏神より引用
ガラパゴス諸島に爆笑。
本だけでなく、最近はこういったブログでも自分の知らないこと、知りたいこと、悩みを解決するヒントとなっていますね。
結局『知らない』ということが『不安』や『悩み』になることが多いですし、本を読むと本当に勉強になるので、本を読むことを趣味にしようと思いました。
人は楽しいことしか続けることができない
主人公の家に住み着く貧乏神の金無幸子さんが、主人公に【貧乏になりやすいタイプ】を3つ伝えます。
そのうちの1つである『ガネーシャ貧乏』は、お金があればすぐ使ってしまい、仕事でも大変そうなことがあるとすぐに避けてしまうので貧乏なことが多いと語っています。
そんなガネーシャ貧乏な人が貧乏でなくなるための方法をこのように教えます。
目の前の誘惑を我慢できない人というのは・・・『楽しみはあとに取っておいた方がより大きくなる』という経験をしたことがないのでしょう。例えばー お金を使わずに貯金できる人は、我慢強い人というよりはむしろ、通帳にお金が貯まっていくのを見たり、そのお金で買えるものを想像する楽しさを知っている人なんだと思います。結局、人は楽しいことしか続けることができませんから
夢をかなえるゾウ2ガネーシャと貧乏神より引用
貯金とか、運動とか、仕事とか・・・『大変なこと』を『楽しいこと』に変換する力が重要そうですね。
私のように手元にお金があるとついつい使ってしまうタイプの人は、最初からないものとして貯金をしたり、財形貯蓄やiDeCoなどの【積み立て方式】でお金を貯めましょう!
『人を喜ばせることは楽しい』という経験をする
こちらも貧乏神の金無幸子さんの言葉です。
『お金』=『嫌な作業をするともらえるもの』と考える【お駄賃貧乏】な人が貧乏でなくなる方法について語っています。
お金は『嫌な』作業をするともらえるものじゃなくて、『楽しい』ことをするともらえるもの。もらえるお金の量はあらかじめきまっているのではなくて、お客さんを喜ばせた分だけもらえるもの、という風に
夢をかなえるゾウ2ガネーシャと貧乏神より引用
お給料は『仕事』という嫌な作業をしてもらうものと思っている人は世の中には多いと思いますが、自分がしている仕事は、どこかで誰かの役に立っていると思うと楽しかったり嬉しかったりしませんか?
私がセラピストという仕事に楽しさを感じ、約10年も続けることができているのは、「体がラクになりました」と喜んでいただける姿をみることができるからなんだと、幸子さんの言葉で改めて実感することができました。
自分の知らない場所は、思いもよらないいろんな経験をさせてくれる
人が何かに憧れる理由は、その中にあるつらいことや苦しいことを『知らない』からだとガネーシャは主人公に伝えます。
でもだからこそ人は『憧れ』を目指すべきとも続けて伝えています。
自分の知らへん場所は、思いもよらんかった色んな経験をさせてくれる。つまり、そこは自分が一番成長できる場所やねん。せやから、憧れる場所に飛び込んで、ぎょうさん経験して成長した人間が、自分にとって一番向いてることを見つけたときー 自分にとっても、お客さんにとっても、最高の状態を生み出すことができんねんで
夢をかなえるゾウ2ガネーシャと貧乏神より引用
私が社内大会やランク検定に挑戦したのも、『トップセラピスト』に憧れたからでした。
でも、その『憧れ』の時には想像もしなかった苦労と挫折もたくさん経験しました。
だけど、その経験が自分の成長につながり、お客様の笑顔にもつながっていると思えるので、これからも『憧れ』を抱いて挑戦しつづけたいです。
たった一人の人間をたくさん喜ばすのも『成功』
主人公はガネーシャに「なぜ自分を相方に選んだのか」と問います。
自分らは、たくさんの人を喜ばすことだけを『成功』て思てるみたいやけど、たった一人の人間をたくさん喜ばすんも『成功』なんやで
夢をかなえるゾウ2ガネーシャと貧乏神より引用
主人公はたった一人(ゾウだから一匹?)の神様を喜ばせることができて、それが結果的に大成功だったってことです。
たとえ多くの人を喜ばせられなくても、目の前の人がたくさん喜んでくれたらそれも『成功』ということなんですね。
夢をかなえるゾウ3
ブラックガネーシャの教え
3は「お金も幸せも全部手に入れたい!」という欲張りな女性会社員が主人公です。
今回のガネーシャはムキムキマッチョなブラックガネーシャに変身し、主人公に『仕事』と『恋愛』についてスパルタ指導します。
パワーストーンとか占いに頼っちゃうあたりが、昔の自分とかぶってて笑えませんでした(^_^;)
頑張る人生と頑張らない人生
今回の主人公もガネーシャにめちゃくちゃにされるのですが(←毎度恒例)、ただ夢をかなえてもらいたいだけなのに、なんでこんな目にあわなければいけないんだ・・・だったら成功しなくていい!と弱音を吐きます。
そんな主人公へガネーシャは、頑張る人生と頑張らない人生の『二つの人生』について話をします。
自分の中にはとんでもない可能性があんのに、しかも、それは自分のすぐそばに眠ってんのに、ほとんどの人間が、その存在すら知らんまま一生終えるちゅうのは寂しいことや思うねんな
夢をかなえるゾウ3ブラックガネーシャの教えより引用
人生が終わる時に「もっと頑張ればよかった」と後悔しながら終わるのではなく、「大変なこともあったけど頑張ったし楽しかったな」って思いながら終わりたいといつも思っています。
そうなれるように楽しみながら頑張り続けたいです。
物事をマスターするためには、本音で何を望んでいるのかをハッキリさせる
好意を寄せている園山さんへガネーシャがデマのメールを送ったことで、主人公は英語の勉強をすることになりますが、勉強にしてもダイエットにしても、自分がその分野をマスターするためにはまず『本音の欲求』を知ることが大事だと教えます。
人間ちゅうのはな、自分の心の奥底にある本音の欲求に従うたら、潜在能力をフルに発揮できるもんなんや。逆に、外から押しつけられたもんは本音では望んでへんから、頑張ろう思てもやる気が出えへん。レオナルド・ダ・ヴィンチくんもこう言うてるで。『欲求を伴わらない勉強は記憶を損なうだけだ』てな
夢をかなえるゾウ3ブラックガネーシャの教えより引用
目的が明確でないと、途中で投げ出したり諦めてしまう理由を探してしまいますよね。
何かを頑張るためには『欲求』は原動力になるためとても重要なんですね。
逃げたい気持ちを正当化する癖がつくと、絶対に成功できない
ライバル神と商売対決をすることになった主人公にガネーシャは路上で売るよう伝えますが、「こんなの路上で売ってたら不審者扱いされるんじゃ・・・」と思った主人公は別の販売方法を提案します。
そんな主人公の心境を察したガネーシャは、「逃げたい気持ちを正当化する癖がつくと絶対成功しない」と教えます。
怖さから逃げるために『筋の通った話』を作ってたとしたら、それ一番危ないことやで。そうやって逃げたい気持ちを正当化する癖ついてまうと、その人は絶対成功できへん。成功するために本当にやらなあかんことも、言い訳つけて逃げる癖ができてまうからな。
夢をかなえるゾウ3ブラックガネーシャの教えより引用
これはかなりドキッとしましたが、逃げたい(やりたくない)気持ちを正当化し、言い訳を並べてしまう人は意外と多いと思います。
ちなみにガネーシャは成功するために一番大事なことは『小さな勇気』と教えています。
私自身、社内大会も敗退したり検定で不合格になったりしましたが、この『小さな勇気』をもって挑戦しつづけられたから優勝や最高ランク合格という大きな成功につながったのだと思っています。
この世界は自分が力を尽くした分だけ、必ずお返しを用意してくれる
ブラックガネーシャの教えによって成長した主人公は、あるお店の雰囲気やお客さんを喜ばせようとする努力に感動をします。
自分は、頑張ることで今まで知らへんかった世界を知ったんや。せやから、今まで気づけへんかった世界の素晴らしさにも、気づけるようになったんやで
夢をかなえるゾウ3ブラックガネーシャの教えより引用
努力や経験をすることで視野が広がり、今まで見えなかったものが見えてきたり理解できるようになったりします。
努力した人や小さな勇気をもって行動した人には、そういった『お返し』が用意されているっていうのが素敵だと思いました。
『苦しみ』をできる限り『楽しみ』に変えてくことが大事
主人公はガネーシャと断食勝負をします。
お腹が空いてつらい状態の主人公に、ガネーシャは断食に成功したあとの姿を想像させます。
そして、その努力を楽しいものにするには、努力の先で得られるものを想像してワクワクすることが大切だと教えます。
本能に従ごうて生きてたら、努力できへんようになるわな。そもそも努力ちゅうのは面倒なことやから
せやから大事なんは、自分にとっての『苦しみ』を、できる限り『楽しみ』に変えてくことやねん
夢をかなえるゾウ3ブラックガネーシャの教えより引用
努力するのって面倒だったり大変だったりしますが、『苦しみ』を『楽しみ』に変えられたら、どんなに大変なことでも頑張り続けられますね。
夢をかなえるゾウ4
ガネーシャと死神
余命宣告をされた主人公が、家族のために課題に取り組む物語です。
ガネーシャと釈迦だけでなく、今回は死神も出てきますが、死神の言葉もかな〜り深いものが多いです。
死ぬ時に後悔しないための生き方や、『夢のかなえ方』『手放し方』についての内容が書かれています。
夢ゾウシリーズの中で一番共感が多かったのと、ガネーシャが良い神様すぎて泣きました。
多くの人が、健康を大切にしてこなかったことを後悔する
余命3ヶ月と宣告された主人公は、家族を守るためにお金を残したいと考えます。
そんな主人公にガネーシャは【健康に良いことを始める】という課題を出しますが、残り3ヶ月しかないのに今さらそんなことをして何になるんだ!と怒りますが、そんな主人公に死神はこんなことを伝えます。
死ぬ間際、本当に多くの人間が、健康を大切にしてこなかったことを後悔する。暴飲暴食や過度の喫煙だけではない。体の異変を感じていたのに『気のせいだ』『なんとかなる』と自分に言い聞かせー ほとんどの場合、目の前の仕事を優先するためなのだがー 精密検査を受けずに病気を放置し、回復の見込みがなくなってから後悔する者たちのなんと多いことか
夢をかなえるゾウ4ガネーシャと死神より引用
自分の体に対して優先順位の低い人は結構多いですよね。
そんな私も、病院があまり好きではないので少し具合が悪い程度なら気合いで治す!って考えですが、年齢も年齢なので健康診断などの定期検診にお金と時間をしっかりかけて毎年ちゃんと受けようと思いました。
世の中には追い詰められて『強くなる人』と『弱くなる人』の2種類いる
寿命が尽きる前になんとか家族のために大金をつくりたいと思う主人公に、ガネーシャは競馬場へ連れていき馬券を買わせます。
主人公はガネーシャは神様だからここで大金をつくってくれると期待をし馬券を買いますが、もちろん大負けしてお金を失います。
苛立つ主人公へガネーシャはここでもド正論で主人公へ現実を突き付けます。
追い詰められて弱なるやつは、一発逆転を狙ってまうねん。結果が出る可能性がほとんどないのに、期待だけふくらませてまうねんな。でも現実は甘うないから、お金を失うて、さらに追い詰められることになるんや
夢をかなえるゾウ4ガネーシャと死神より引用
逆に追い詰められて強なるやつは、ちゃんと自分を責められるやつやねん
そういうやつらはな、追い詰められた原因は、現実に対する自分の見方が甘かったちゅう風に考えんねん。そんで今まで以上に現実をー ものごとの原因と結果をー シビアに見れるようになんねんな
追い詰められた時に慌てないよう計画を立てて備えておくことって大切ですよね。
お金を『貯める』のも大切ですが、お金を『増やす』ための対策を事前にしておけば、もし病気や怪我で働けなくなった時も一発逆転を狙う・・・なんて無謀な行動にはならないと思います。
今は投資や副業でお給料とは別でお金を増やせる時代なので、そういった情報を集めて実行に移すことも必要だと思いました。
『やる』と決めた瞬間から、やれることは生まれてくる
ガネーシャの教えにより、仕事やお金について考えた主人公は、『自分がこの世を去ったあとも何らかの形で人の役に立つものが残る仕事がしたい』と思うようになります。
そんな主人公にガネーシャは【大きな夢に向かう小さな一歩を、今日踏み出す】という課題を出します。
なんぼ大きくてかないそうにない夢でもな、その夢に近づくためにできることは、今、この瞬間にあるんやで
夢をかなえるゾウ4ガネーシャと死神より引用
この言葉で主人公はブログを始めるのですが、ブログを始めた動機が私自身とかぶり嬉しかったです。
PV数はこの主人公に一瞬にして抜かされましたが(←笑)、「やる」と決めたことに取り組むなら1秒でも早く行動に移す必要があるんですね。
不幸のどん底にいる理由は、幸せなのを忘れているだけ
家族と過ごすはずだった幸せな未来が奪われることに絶望を感じていた主人公に、ガネーシャは無いから苦しいのではなく、奪われたから苦しいのだと教えます。
そして、実は既にたくさんの夢を実現してきたこと、実は幸せだったことを主人公に思い出させるために、【かなえてきた夢を思い出す】という課題を出します。
自分が今、不幸のどん底にいる理由は、ほんまは幸せなんを忘れてるだけかも分からんで
夢をかなえるゾウ4ガネーシャと死神より引用
私自身「なんでこんな目にばかりあわなきゃならないんだ・・・トホホ・・・(涙)」と思うこともあるのですが、支えてくれる人や心配してくれる人がいることや、つらいことを忘れられるほど夢中になれる仕事に就けていることは『幸せなこと』なんだと思えます。
自分の価値を忘れてる人はいても、価値がない人はいない
今までにたくさんの夢を実現させ、本当は幸せであることを主人公に伝えるガネーシャは、『自分には価値がない』と思っている人のこともこう話します。
自分が赤ちゃんとのとき、笑った顔がどれだけ周囲の人を幸せにしとったか。飲んだり、食べたり、遊んだり、眠ったり・・・そのままでの状態でおるだけでも、他の存在を助けたり、支えたりしてるもんなんや
自分の価値を忘れてる人はおっても、価値がない人はおらへんのやで
夢をかなえるゾウ4ガネーシャと死神より引用
自己肯定感が低い人はまさに自分の存在価値を低く考えがちですよね。
でも実は、存在しているだけで誰かの役に立てていたり、誰かの希望になれたりしているのかもしれません。
最後の一言は、すごく優しくて温かい言葉だなと感じました。
夢をかなえるゾウ0
ガネーシャと夢を食べるバク
上司にパワハラを受けながら、なかなか会社を辞められない会社員が主人公です。
夢がない主人公に、ガネーシャと、ガネーシャのペットで夢ソムリエのバクが『夢の見つけ方』と『夢とはなんなのか』を教える物語です。
バクが毎回状況を『例え話』にするのが最高に面白いです。
ガネーシャのオトンであるシヴァも登場しますが、ガネーシャのオトンなだけあってやっぱりダジャレ好きで、同じダジャレ好きとして好感がもてました。
本物の夢を手に入れたら、人生が180度変わる
夢を持つ必要はあるのかと疑問に思う主人公に、ガネーシャは仕事が成功し、テレビ取材を受ける夢を主人公に見せます。
そんな夢から覚めた主人公に、「本物の夢を手に入れたら人生が180度変わる」とガネーシャが教えると、主人公は成功するまでの作業を思い出してこう思います。
最初は本当に気の重かった作業が、”本物の夢”を手に入れた瞬間、やりがいに満ちた楽しいものに変わった。何よりも変わったのは時間の感覚だ。すべての作業が自分の夢につながっている感覚の中で流れる時間は、あまりの楽しさに一瞬で過ぎ去ってしまった。
夢をかなえるゾウ0ガネーシャと夢を食べるバクより引用
それは、僕がこれまでの人生で経験したことのない最高に幸せな時間であり、あの時間がずっと続いていくのを想像すると、胸が高鳴るのをおさえられなかった。
目の前の作業が、自分の夢や成長につながっていると思えば、『つらい』よりも『楽しい』の方が大きくなるでしょうし、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうものですよね!
でも、だからこそ『充実した時間』にもなるのだと思います。
『夢』は長期の欲求
土佐犬に変身したガネーシャ(土佐ーシャ)は主人公に土佐弁講座をしますが、「なんでわざわざ土佐弁を覚えないといけないの?」と疑問に思います。
この『わざわざ』というところが、人が夢から遠ざかり、現代を生きる多くの人が夢を失くしている理由だと指摘します。
人間には、色んな欲求があるぜよ。『寝たい』『食べたい』『楽しいことをしたい』という日常の欲求。一方で『お金持ちになりたい』『世界一周旅行をしたい』『温かい家庭を築きたい』・・・これも欲求じゃ。ただ後者の欲求すぐには満たすことができん。つまり、人間には、『短期』と『長期』の欲求があるわけじゃ
夢をかなえるゾウ0ガネーシャと夢を食べるバクより引用
確かに夢を実現するためには、途中でしんどいことがあったり、わざわざ面倒なことを続けなければなりませんよね。
夢をかなえるためには面倒なことやしんどいことが付きものだからこそ、『苦しみ』を『楽しみ』に変える必要があるのでしょうね。
欠点や負の感情を『これも自分の一部』と受け入れる
バクは主人公とガネーシャの仲を割こうとしますが、そのことをお見通しだったガネーシャは「欠点は自分の一部」という教えと共に「バクちゃんもワシの一部や」と優しく受け入れます。
そして、マイナスに思えるものでも、その裏側には必ずプラスの意味が隠れているとも教えます。
自分の中で好きになれへん部分や、消してまいたくなる嫌な感情ってあるやろ?そういう欠点や負の感情を否定したり排除したりするんやのうて、『これも自分の一部だ』て受け入れるようにしてみいや。そうすることで、等身大の自分に自信がもてるようになる。夢を見つける力も、かなえる力も強まるんやで
夢をかなえるゾウ0ガネーシャと夢を食べるバクより引用
『自己肯定感』と聞くと、「できる」「やれる」とプラスに考える人を思い描く人もいますが、『ありのままの自分を肯定する』ということなので、『欠点や負の感情も自分の一部』として受け入れることが自己肯定感を高めるための一歩になると思いました。
心が安らぎを感じている時に、人は夢をふくらませることができる
ガネーシャとの別れが近づいていることを感じた主人公は『ガネーシャさんとずっと一緒にいたい』という夢をバクに食べてほしいと頼みます。
忘れることで別れというつらい現実から逃れたいと思う主人公ですが、バクの体から漂ってくる匂いに懐かしさを感じ、あることに気づきます。
人間はー 特に、幼いころの人間はー 心が安らぎを感じているときに、『あんなことがしたい』『あんな風になりたい』と夢をふくらませることができるんだ。逆に、何かを望んだところで傷つくことになると思い込んでいるときー それはつまり、この世界への信頼を失っているわけだがー 夢が見入れなくなるんだよ
夢をかなえるゾウ0ガネーシャと夢を食べるバクより引用
バクちゃんの匂い、嗅いでみたいです(笑)
悲しい、つらいといった時は絶望感のほうが強いため、未来への希望を抱くのは難しいですよね。
だからこそ、心が安らげる場所や人を見つけて、その場所へ行く、その人に会う、安らげる時間を過ごすってことが大切なんだと思いました。
最高の『楽しい』は必ず『わからない』を含む
ガネーシャは『夢をかなえるゾウ1』の主人公がお供物として差し出したあんみつが大好物になりますが、全シリーズの中で再び人間界に降臨する時はあんみつの存在を忘れてきます。
それは、あんみつと出会ったときの感動を味わうためなんですが、そんなガネーシャの姿を見てきたバクは、だからこそ人間の抱いた夢が意外な形、意外なタイミング、意外なサプライズで、『最高の喜び』を味わえるように神様はこの世界を創ったのだと考えます。
最高の行動を選択し続けた人間は、本人がまったく想像しなかった形で夢をかなえる
夢をかなえるゾウ0ガネーシャと夢を食べるバクより引用
どんな形で夢がかなうかはわらかないけど、だからこそ夢を持つのも追うのも楽しいのかもしれませんね!
Nakamiのつぶやき
ちなみに私は映画もですが、主人公が成長や成功するストーリーが大好きです。
ずっと読んでみたいなぁと思いながらも読んでなかった『夢をかなえるゾウ1』を友人から譲ってもらい読みましたが、見事にどハマりし、1〜0まで合計5冊を1ヶ月の中で読みました。
活字が苦手な私でも読みやすく、面白いので、興味がある方は是非一度読んでみてください♪
それでは明日も健康でHappyな1日でありますように♪
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