睡眠とお酒の関係|寝酒が睡眠の質を低下させる理由

リラクゼーションセラピスト Nakamiの健康ブログです。
今夜も役立つ健康情報をお届けします。

・お酒を飲まないと眠れない
・寝酒が習慣になっている
・お酒を飲んだ翌日は疲労感がある

「お酒を飲むとよく眠れる」というお客様がたまにいらっしゃいますが、寝る前のアルコール摂取が疲労の原因になっている可能性が高く、よく眠れているようで実は睡眠の質を低下させている可能性も高いのが

寝酒です。

少量であれば不安の緩和・ストレス解消・リラックス効果と良い効果もありますが、アルコールの入眠作用は3時間ほどで切れるため、その後の睡眠の影響を与えてしまいます。

本記事では睡眠とお酒の関係、睡眠に影響を出さないために飲み終えるタイミング、アルコール以外で睡眠の質を高める飲み物についてまとめました。

睡眠とお酒の関係
寝酒が睡眠の質を低下させる理由

睡眠とお酒の関係

少量のアルコールはリラックス効果を高め、不安の緩和やストレス解消に役立ちます。
また入眠作用もあるため、寝る前にお酒を飲むという方も多いと思いますが、寝る前の飲酒(寝酒)は以下のような影響も与えます。

・睡眠の質の低下
・睡眠サイクルの乱れ
・深い眠りの妨げ
・夜間覚醒(夜中に目が覚める)

寝付きはよくなるけど、寝ている時の『質』は下がるということです。

寝酒が睡眠の質を低下させる4つの理由

リラックス効果や不安の緩和など良い効果があるものの、その後の睡眠に悪影響を与えるのが寝酒です。
なぜ寝酒が睡眠の質を下げてしまうのか、4つの理由が挙げられます。

睡眠サイクルが乱れる

寝る前にアルコールを摂取することで、入眠時間と起床時間にばらつきが出て、睡眠サイクルが乱れる原因となります。

深い睡眠を減少させる

寝る前のアルコールの摂取により、脳や体が休まるノンレム睡眠(深い睡眠)が少なくなり、レム睡眠(浅い睡眠)とのバランスが崩れやすくなります。

夜間覚醒

寝る前のアルコール摂取により夜中にトイレに行きたくなったり、深夜(中途半端な時間)に目が覚める夜間覚醒を増加させる原因となります。

睡眠時無呼吸症候群を悪化させる可能性

寝る前のアルコールの摂取は睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害を悪化させる可能性があり、これも睡眠の質に悪影響を及ぼします。

睡眠の質を高めるために寝酒は避けるべき

就寝2時間前には飲み終えるのがおすすめ

寝る2時間前にお酒を飲み終えることで、その後アルコールの分解や代謝によって睡眠への影響が変わってきます。
睡眠だけでなく健康へも影響が出ないよう、飲む量と飲み終わる時間に気をつけることが大切です。

睡眠の質を高める飲み物

おすすめな飲み物3選

①ハーブティー

カモミールティーやラベンダーティーなどのハーブティーはリラックス効果があるため寝付きを良くし、睡眠の質を向上させるのに役立ちます。

②ホットミルク

牛乳に含まれる『トリプトファン』は心を安定させるセロトニンのもととなり、セロトニンは睡眠ホルモンとも呼ばれるメロトニンに変わるため、寝付きが悪い人や眠りが浅い人におすすめです。
また、牛乳には交感神経を落ち着かせるカルシウムも多く含まれます。

メラトニンについてはこちらの記事でも書いてます。↓
睡眠障害|体内時計を狂わせるブルーライトの影響

③ホットココア

ココアには『テオブロミン』という成分が含まれ、自律神経を整え、寝付きを良くし、睡眠の質を向上させる効果が期待できます。

Nakamiのつぶやき

・寝酒は睡眠の質を低下させ、睡眠サイクルの乱れや夜間覚醒の原因となります。
・夜アルコールを摂取する場合は、入眠2時間前には飲み終えるようにしましょう。
・眠れない時はアルコールではなく、ハーブティー・ホットミルク・ホットココアで睡眠の質を高めるようにしましょう。

12月や1月は忘年会や新年会でお酒を飲む機会が増えますね。
『酒は百薬の長』ということわざがあるように、量や飲み方によってはストレス解消・血行促進など良い効果もあります。
ただ、どんなものも飲み方や量を間違えれば薬にも毒にもなるということです。

寝酒が習慣になってしまっている方や、年末・年始にかけてお酒を飲む機会が増える方は飲む量や飲み方・タイミングなどを意識してみてくださいね。

それでは明日も健康でHappyな1日でありますように♪

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