猫背さん必見!|形状記憶された筋肉が姿勢に与える影響とは

リラクゼーションセラピスト Nakamiの健康ブログです。
今夜も役立つ健康情報をお届けします。

・猫背や巻き肩など、姿勢が悪い
・マッサージを受けてもすぐに疲れてしまう
・ストレッチの習慣がない(ストレッチが嫌い)

私たちは毎日長時間とっている姿勢や動きの癖がきっかけで、体のバランスが崩れてしまいす。
「姿勢が悪い」と感じていたり人から言われたことがある人は、そのような形に筋肉(姿勢)が

形状記憶

しているかもしれません。

本記事では筋肉の形状記憶が姿勢に与える影響と、形状記憶されてしまった筋肉を緩る方法についてまとめました。

猫背さん必見!
形状記憶された筋肉が姿勢に与える影響とは

筋肉の形状記憶とは?

筋肉は元の長さから『収縮(縮む)』か、『弛緩(緩む)』かのどちらかになります。
筋肉自体が勝手に『緩む』ことはあっても『伸びる』ということはありません。

この『縮む』の状態が続けば続くほど、縮んだ状態を記憶してしまいます。
また、姿勢や動作によっては元の長さから『伸びる』状態となり、この状態が続けば続くほど伸びた状態を記憶してしまいます。
これが筋肉の形状記憶です。

一番上のイラストように筋肉が縮んでいる状態だと血行不良につながり、老廃物が溜まったり不快感やコリの原因となります。

また、一番下のイラストように筋肉が常に伸ばされているとツッパリ感(ハリ)となり、痛みの原因となります。

真ん中のような緩んでいる状態が理想的です。

また、人の体は『捻る(ひねる・ねじる)』といった動きもできるため、パソコンの画面やテレビを見るために顔だけ左右を向いていたり、PC作業などで手のひらが下に向いている状態だと、首や腕の筋肉が捻られた状態で形状記憶してしまいます。

筋肉の形状記憶が姿勢に与える影響

長時間のデスクワークで、気がつけば背中が丸まっていることはありませんか?
姿勢が崩れることでお腹周りの筋肉(腹筋群)が収縮し、背中周りの筋肉(背筋群)は伸ばされた状態で形状記憶されます。
この状態が『猫背』です。
猫背の状態で形状記憶されると、意識的に背筋を伸ばし正しい姿勢をとってもすぐに辛くなって猫背の状態に戻ってしまったり、疲労の蓄積や、時には体を痛める原因となります。

猫背だけでなく、いつも同じ方の脚を組む、同じ腕で鞄を持つ、同じ方向を向いて寝るなど、日常生活の中で無意識に行っている動きの癖も形状記憶され、結果的に体のバランスが崩れる原因となります。

これらの姿勢の悪さ(バランスの崩れ)が体に与える影響は以下のようなものがあります。

・肩こり・腰痛・首の痛みなどの筋肉疲労
・骨盤や脊柱カーブの歪みや、椎間板の圧迫など骨格面の問題
・胸部や腹部が圧迫され呼吸が浅くなる
・胃腸の圧迫による消化不良
・関節への負担
・ストレスの増加

形状記憶された筋肉を緩める方法

筋肉を緩める方法は?

筋肉を緩めるためにはいくつか方法がありますが、以下の4つが有効です。

・適度に運動をする
・ストレッチをする
・マッサージを受ける
・体を温める

形状記憶された筋肉には特にストレッチが有効で、筋肉を様々な方向へ伸ばし緩めることで、形状記憶された筋肉が一時的にリセットされます。

ただ、これだけでは形状記憶された筋肉のバランスは元に戻りません。
元に戻すためには筋肉の細胞が生まれ変わるまで続ける必要があります。

細胞が生まれ変わる周期

私たちの体は約60兆個の細胞でできており、この細胞は『新陳代謝』により新しいものに生まれ変わっていきます。
筋肉の細胞は約2ヶ月で生まれ変わると言われているため、2ヶ月間はストレッチなどの『筋肉を緩める方法』を続ける必要があるということです。

筋肉約60日
約28日
血液約120日
約90日(全身の場合は約3年)
心臓約22日

新陳代謝を高め、筋肉を生まれ変わらせる

運動習慣・生活習慣・年齢によって細胞の生まれ変わる周期が変わってきます。
運動習慣がなかったり、睡眠をしっかり取れていない人は周期が遅くなる傾向があるため、新陳代謝を高めるために以下の5つの方法を取り入れましょう。

①適度な運動

有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、サイクリングなど)と筋力トレーニング(重量を持ち上げる運動)を組み合わせた運動は新陳代謝を活性化させます。

②適切な栄養

健康的でバランスの取れた食事を摂ることが大切です。
食事にはタンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が含まれている必要があります。
特に代謝をサポートするビタミンやミネラル(例: ビタミンB群、亜鉛、マグネシウム)を摂取しましょう。

③水分摂取

水分不足は新陳代謝に悪影響を及ぼす可能性があります。
喉の渇きを感じる前に、こまめな水分摂取を心がけましょう。

④睡眠

十分な睡眠を確保しましょう。
睡眠不足は新陳代謝を減少させることがあります。
新陳代謝を促すためにも7〜9時間の質の高い睡眠が必要です。

⑤ストレッチやマッサージ

ストレッチやマッサージによって筋肉が刺激され、血管が拡張し、血液の流れが促進されます。
これにより、酸素や栄養素が組織に効率的に供給され、老廃物が排出されます。

Nakamiのつぶやき

・日常生活での姿勢や動きの癖により、バランスが崩れた状態のまま筋肉が形状記憶される

・形状記憶された筋肉が原因で、疲労や不調につながるケースがある


・元の状態に戻すためには、筋肉の細胞が生まれ変わる2ヶ月間のセルフケアが必要

長い年月をかけて癖づいてしまった姿勢は、1回や2回のケアでは戻りません。
人間の体はそんな単純なものではないですが、毎日の積み重ねでリセットできる可能性は十分あります。
まずは2ヶ月間ストレッチや体のケアを続け、筋肉に柔らかい状態を覚えさせていきましょう!

それでは明日も健康でHappyな1日でありますように♪

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